「永遠の命に向かって」

ヨブ記19章23―27節、コリントの信徒への手紙(一)15章19-20節

【説教の参考に】

私たちの一生は人それぞれに違っています。パウロは私たちの関心を、地上ではなく、神の国へと向けさせます。その人が意識しても、しなくても、復活の神の子に導かれているのです。御子は私たちに「永遠の命」を約束されました。御子は約束を果たすため地上に来られたのです。神は人間の歴史に介入されました。しかし御子は私たちの日常生活だけの慰めなのでしょうか。いいえ。違います。御子は地上でも働かれましたが、地上で生きつつ「永遠の命」を指示されました。

御子は私たちが天の目標に向って生きていることを教えられました。私たちには永遠の命という聖なる目標があります。例、もし弓に矢をつがえて放っても、目標が不明瞭では何の意味もありません。信仰生活も目標が定まっていなければ、むなしいのです。ヨハネ14/1-3も読んでみてください。信仰者は心から素朴にキリストを信じるのです。健康な人も、病床にある人も、幸せな人も、不幸な人も、みな共通に神の国という目標に招かれるのです。その希望を胸に生きるのです。今キリストは墓の向こうを生きておられます。私たちが不完全な信仰者でも招いてくださるよう、父なる神に執り成しておられます。私たちは喜びがあります。ヨハネ3/16を声を出して読み、隣人に吹聴しましょう。

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