【サムエル記上3章10節】主は来てそこに立たれ、これまでと同じように、サムエルを呼ばれた。「サムエルよ。」サムエルは答えた。「どうぞお話しください。僕は聞いております。」

 主は少年サムエルを何度も呼ばれました。合計4回呼んでいます。そして、最後にようやく、サムエルが祭司エリから主の言葉の聞き方を教わってから、主はご自分の告げるべき言葉を語りました。神は私たちを何度も繰り返して呼び続けるお方だということを覚えたい。私たちは「主よ、私の願い事を話しますから、お聞き下さい。」と祈りがちです。しかし、神の声を聞くということは、まず、「主よ、あなたがお話しください。そして、私が聞きます。」と祈ることです。今年の教会の主題は「祈りは神との対話である」というテーマです。祈りが神との会話であるならば神と人間との両者が語るのです。私たちは神に造られ、救いにあずかった者として、神から語りかけられているのです。したがって、祈りにおいて第一の地位を占めるのは、私たちではなく、主なる神であり、私たちは語りかけられている者として、その語りかけの下に立つのです。それは聖書的な祈りの根本的な前提であることを覚えたい。私たちは神に聞く、つまり御言葉に聞くことなくして、神に語ること、つまり祈ることは出来ないのです。