【ルカによる福音書2章15節】天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話しあった。

羊は愛される動物です。羊のそのイメージから、私たちは、羊飼いはのんびりと羊の番をしながら澄んだ夜空をながめている姿を想像します。しかし、現実はもっと厳しくつらいものであった。夏の猛暑と冬の厳しい寒さに苦しめられ、オオカミや盗人から羊を守らなければならず、そして、社会的にも非常に地位の低い人たちであったのです。
イエス・キリストの誕生は、なぜ羊飼いたちに知らされたのであろうか。神は、救い主の誕生を心から待ち望んでいた人たちのところへ真っ先に知らせたのです。苦しく、つらく暗い生活の中にあって、一筋の光が射したのです。その光があれば、世界がどれほど暗く、絶望的であっても、決して最悪ではないのです。まだ先の見えない感染症の拡大の中にあって、人々は不安と制限された生活の中で疲れも感じています。しかし、聖書はこう記します。『恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。きょうダビデの町に、あなたがたのために救い主がお生まれになった』。希望の光である「インマヌエル」の主の誕生を心から祝いましょう。