「教会の誕生」

聖書:ヨエル書3章1―5節 、マタイによる福音書28章16-20節

復活の主イエスは、「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける・・地の果てに至るまで、わたしの証人となる」(使徒言行録1:8)と語られ、天に上げられたのです。ここから、ペンテコステは教会の誕生と言われるのです。大磯教会も来月、6月3日(水)に創立115年の記念の時を迎えます。また、会堂が新しくなった今年の聖霊降臨日はことさら喜びが大きいのです。しかし、主イエスは弟子たちに「わたしは天と地の一切の権能を授かっている」(18節)と言われています。教会とは、この天と地の一切の権能を授かっている主イエスの権威のもとに召し集められ、ひれ伏す共同体にほかなりません。教会においてはどのような人間の権能にも支配の場所を与えてはならないのです。そして、主の伝道命令に従って、伝道する共同体なのです。

預言者ヨエルは、神は「すべての人にわが霊を注ぐ」と預言しています。特定の人ではなく、「すべての人」に神の霊が注がれて、新しいイスラエル、神の家族が生まれると言っています。そして、霊に満たされた「老人は夢を見、若者は幻を見る」と語っています。つまり、将来への展望が開かれるということなのです。私たちも伝道に参加しましょう。

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