聖書:ミカ書7章8―10節、ヨハネによる福音書14章1-14節

ルターという宗教改革者は、ヨハネ福音書の14章1~14節を多く語ったと言われます。ルターが最も愛した言葉の一つが「大胆に生きる」ということでした。主イエスを信じて生きる人間は大胆に生きるのだというのです。彼の宗教改革の戦いは危険の連続、冒険の連続でありました。ルターは、「人間は絶望せずにおれなかったら絶望したらいい」、「大胆に罪を犯せ」とまで言っています。その大胆さ、肝の据わった生き方はどこからくるのか。ルターは「心を騒がせるな」と言われた主の言葉にすべてを委ねたのです。主イエスが不安を取り除いてくださるから大胆になれるのです。それに対して私たちは何と中途半端な生き方でしょうか。常に「心を騒がせて」いるのです。周囲のこと、自分の将来が気になって大胆に踏み出せないのではないか。トマスの不安に対して主イエスは言いました、「わたしは道であり、真理であり、命である。」と。この「わたしは道である」という言葉が重要です。この言葉が中核になっていると言われるのです。イエス・キリストの道を通らなければ、誰も父なる神のもとに行くことができないからです。私たちは何時になっても思い煩いが多いのです。心を騒がせることなく、主に信頼して大胆に行きたいものです。