2024年11月

【マタイによる福音書18章20節】二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。

 昨年から墓前礼拝は年に一回、11月第二日曜日の午後になりました。今年は11月10日でしたが、多くのご遺族・教会員が集まり嬉しい限りでした。礼拝後の互いの自己紹介の中で、春にも集まりたいとか、墓前礼拝での説教にも期待され、あらためて墓前礼拝への期待と大切さを認識したところです。今年度の年間テーマは伝道ですが、どのような場面の礼拝であれ、礼拝に出席すること。そこで捧げる讃美、そして語られる説教を聴く喜びが伝道です。だからこそ牧師は説教を大切にしなければなりません。伝道と言うと音楽会、講演会、バザーを考えますが教会に来るきっかけとしては意味がありますが、教会の礼拝に喜びを感じないでキリスト者になることは難しいでしょう。キリスト者は神の国に向って歩む旅人です。旅に必要なものは聖書と礼拝です。聖書はこの旅の案内地図や航海図です。礼拝は旅の生命であり、目標である神の国の先取りです。明治初期に牧師となった植村正久師が使った言葉と聞きましたが「伝道とは、キリストを紹介することだ」というのです。私たちは誰かを紹介することがあるでしょう。きっと丁寧に、相手によく理解してもらえるように、心をこめて紹介するでしょう。あるいは無意識に紹介していることもあるかもしれません。伝道も似ています。そしてキリストを紹介する一番の場所は礼拝です。伝道する教会であるために、まず何よりも礼拝を大切に捧げたいと思います。

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