【ヨハネによる福音書6章68節】
シモン・ペトロが答えた。「主よ、わたしたちはだれのところへ行きましょうか。あなたは永遠の命の言葉を持っておられます。」
新型コロナ・ウイルス感染防止のため15日と22日の礼拝を中止することにしました。ヨハネ福音書6章60~71節が22日の礼拝説教箇所でありました。 ここには主イエスのもとから多くの人たちが去って行く様子が描かれています。主イエスが、わたしの肉を食べ、わたしの血を飲みなさいと言ったことで、人々は去ったのです。また、主イエスは「命を与えるのは〝霊〟である。肉は何の役にも立たない。わたしがあなたがたに話した言葉は霊であり、命である」と言いました。どんなに人間の力でがんばって聖書を読んでも、そこに命を感じることはできないのであり、聖霊によってのみ私たちは命の言葉を与えられるのです。
ペトロもイスカリオテのユダも、そして私たちもみな、神に背き、裏切る者なのです。神はそのことをご存知で私たちを選んでくださったのです。
教会は「イエスの肉を食べ、イエスの血を飲む」という、人々の躓きのもとにもなりうる儀式を行い続け、永遠のいのちの言葉を語り続けるのです。結果として数が増えようが減ろうが、淡々と十字架と復活の主を礼拝し続けなければなりません。主イエスご自身の伝道でさえ人々が去り、弟子が減っていったという事実に目を留めたいと思うのです。