【申命記31章8節】主ご自身があなたに先立って行き、主ご自身があなたと共におられる。主はあなたを見放すことも、見捨てられることもない。恐れてはならない。おののいてはならない。
新年度が始まりました。近年、礼拝を共にしていた教友が減っていくことは寂しいことです。しかし、その中でも牧師館建築と会堂の塗装などが実現できたことは驚きでしかありません。神のご計画なのでしょう。今年度は牧師交代への最後の年ですが、教会として行うことも多く、新しい出発のスタートでもあります。洗礼者も与えられ、希望に満ちてもいます。この言葉は、イスラエルの民がモーセに率いられて荒野での放浪生活を終え、これから約束の地に入って新たなスタートを切ろうとしている時に語られた言葉です。「恐れてはならない。おののいてはならない。」と言う根拠は、神ご自身が共におり、また先頭に立って導いておられるからです。神が導いておられるなら、たとえ問題が持ち上がっても、それを解決してくださるので、将来のことを恐れる必要はないのです。今、イースターの喜びと、厳しい冬から突然のように変わる春のおとずれ、そして新年度の歩み。別れと共に新しい飛躍への歩みが待っているのではないか。ところで、自宅の庭の五右衛門風呂を埋め込んで作った池に、いつの間にかカエルが卵を生んで、気が付いたら100匹近いオタマジャクシが泳いでいました。確かにオタマジャクシはカエルの子、ナマズの孫ではないので、やがて手が出て足が出て、初夏にはケロケロと無数のカエルが鳴きだすでしょう。桜が散った後にはあちこちに草花、木々の新芽も芽吹いてきました。神の造られた自然のたくましさを感じる時です。