2025年1月

【申命記31章8節】主御自身があなたに先立って行き、主御自身があなたと共におられる。主はあなたを見放すことも、見捨てられることもない。恐れてはならない。おののいてはならない。

イスラエルの民が荒野での放浪生活を終え、これから約束の地に入って新たなスタートを切ろうとしている時に語られた言葉です。モーセは既に百二十歳であり、もはや自分の務めを果たすことができず、主はヨシュアに約束の地を目指してヨルダン川を渡るように命じるのです。強く、また雄々しくあれ、恐れてはならない。彼らのゆえにうろたえてはならない、と告げるのです。その根拠は、主ご自身が共におり、また先頭に立って導いておられるからです。主が導いておられるなら、たとえ問題が持ち上がっても、それを解決してくださるので、将来のことを恐れる必要はありません。私たちの牧師館建築がいよいよ始まりました。ここにたどり着くまでも多くの課題、困難もありましたが、さらにまだまだ困難、試練が続きます。しかし、主が、後継者ヨシュアを励まし語られたように、共におられる主が解決してくださるのです。
この世においては、有能で強い者が生き残ると教えられますが、しかし神の世界では「弱い者」が用いられます。神は私たちの弱さのうちに御自身を現わされます。すなわち、神に用いられる原則の一つは「弱くなければならない」ということです。重荷を負うことは、自分にはできないと認識できる者でなければ神は用いられないのです。新しい年も神に導かれる年であるように祈ります。

TOP