【コヘレトの言葉7章21節】人の言うことをいちいち気にするな。そうすれば、僕が呪っても 聞き流していられる。
聖書の中にも、こういう言葉があることにホットします。7月24日の読売新聞に多摩大学名誉教授・樋口祐一氏の「『どっちでもいい』の力」という文が載っていました。「サメテガル」はフランス語で「私は気にしない」とか「どっちでもいいよ」という意味らしいが、若い時カミュの『異邦人』を原書で読んでいたらよく出てくる言葉であったそうです。高齢になったらこの考え方が必用だというのです。しなくていいことは、「我慢はしなくていい」「無理はしなくていい」「気をつかわなくていい」「好きな人とだけつき合えばいい」と言っています。高齢になったらもう頑張らなくていいということです。友人の大澤英夫氏が70歳で牧師をやめ松本に移り住みました。牧師を辞めるとき、高齢になってあまり頑張っちゃいけないと言っていましたが、確かに50年間牧師をしていればいい加減疲れただろうと思っていましたが、最近『70歳からのキリスト教』という本を送ってきました。そして幼稚園の理事長を引き受けたり、近くの教会で説教したりしているようです。結構頑張っているのです。樋口祐一氏は新聞の掲載の中で、「いちばん言いたいのは『頑張らなくていい』かな。老害と言われるような言動も、頑張っちゃうことから出てくる」「サメテガルと思っていればいい。自分はこんなもんだよ、と。他人の目を気にするのをやめて、余計なプライドをなくせば、ずっと楽になります。」その通り。