2026年2月

【マタイによる福音書10章34節】わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。
 先の衆議院選挙は現政権の圧勝で終わりました。高市首相人気や、新党「中道改革連合」の時代遅れ感、選挙手法の変化など様々なことが分析されています。主イエスが語る平和とは何でしょうか。一般に平和とは、狭い意味では戦争が無いことですが、多義的な概念で、幸福、繁栄、正義などとして理解されることもあれば、自由、人権、日々の生活の安全と言うこともできます。主イエスは信仰において、家族や友人の間でさえ意見が分かれることがあると言っているのです。社会の価値観と対立する場合があるため、「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。」平和をもたらすのではなく、試練や分裂を生むことがあると言っておられるのです。この「剣」は物理的なものではなく、真理と義を求めるための葛藤を象徴しています。
 主イエスの時代、宣教する人は必ず迫害に遭うのです。だから主イエスは、「蛇のようにさとく、鳩のようにすなおでありなさい」と教えられました。福音を伝えるなら、誰もが皆、喜んで信じてくれて平和になる、と思っていたら失望するのです。必ず迫害に遭うからです。ですから迫害を受けること、争いが起こることを覚悟していなさいと注意を与えられたのです。主イエスを信じ伝道することは容易な道ではありません。信仰者の道は苦難に満ちています。伝道の歩みに恐れはつきものです。しかし、恐れのないところに伝道の必要はありません。主イエスは私たちを選び、それぞれの持ち場に遣わされています。主の励ましに支えられ、信仰の旅人の歩みを歩きましょう。
 大磯教会は4月から後任牧師を迎えることは出来ませんでしたが、代務者を中心に、長老会がより大きな働きを担うことになります。教会の試練の時でもありますが、一致してより良く改革され、信仰の成長の恵みが与えられることを祈りましょう。

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