2018年12月

【イザヤ書7章14節】
それゆえ、わたしの主が御自ら、あなたたちにしるしを与えられる。
見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ。

 私たちは、生まれるときも、召されるときも一人です。孤独な存在です。しかし、クリスマスは、そのような孤独な私たちに、心に喜びの灯をともしてくれる出来事。インマヌエル、「神はわれわれと共に」おられるのだ、ということがイエス・キリストの誕生という出来事を通してはっきりと示されたのがクリスマスの出来事です。預言者イザヤによって預言されたこの約束が700年後に実現したのが、最初のクリスマスの出来事なのです。
このインマヌエルの出来事は、私たちに二つのことを示しています。第一に、神に反抗し、背中を向けている私たち、つまり、そのことを罪というのですが、その罪の中にいる私たちのために、キリストは十字架にかからなくてはならなかったということ。第二に、生命の源である神が私たちと一緒にいてくださるということは、私たちが死を克服して永遠の命の中に生きるということなのです。つまり、インマヌエル、神が罪のゆえに死すべき私たちと共にいてくださるということの中には、イエス・キリストの十字架と復活の出来事が含まれているのです。

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