2021年4月

【テモテへの手紙二1章6~7節】
そういうわけで、わたしが手を置いたことによってあなたに与えられている神の賜物を、再び燃えたたせるように勧めます。神は、おくびょうの霊ではなく、力と愛と思慮分別の霊をわたしたちにくださったのです。

パウロは、獄中から愛弟子テモテに対して、宣教活動を引き継ぎ、信条を曲げることなく、絶えず神の言葉と福音の教えを説き続けるように呼びかけたのです。パウロはテモテに「手を置いて」祈ったというのは、宣教のために任命された人の頭に手を置く按手礼のことです。そして、テモテに対して委ねられている賜物を再び燃えたたせるように勧めています。使命達成のために、新たな賜物が必要なのではなく、既に委ねられている神様からの賜物を、十分に活用するように求められているのです。教会総会で最も重要なことは長老選挙です。神様からの賜物を再び燃えたたせるように、すべてのキリスト者に勧められているのです。
「神は、おくびょうの霊ではなく、力と愛と思慮分別の霊をわたしたちにくださったのです」とあります。大胆な力強さと、犠牲をいとわない愛と、自分をわきまえる慎みの霊に満たされて、使命を果たす歩みをすることができるように、一人ひとりに霊の賜物を与えて下さっているのです。

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