2021年8月

【詩編55篇23節】
あなたの重荷を主にゆだねよ 主はあなたを支えてくださる。主は従う者を支え とこしえに動揺しないように計らってくださる。

詩編55篇は「あなたの重荷を主にゆだねよ」(23節)と語りかけています。ヘブライ語でヤーハブという「重荷」は、新約聖書のギリシャ語では「思い煩い」と訳されるメリムナと言う言葉が対応しています。古い記事ですが、ある集会である方が「ここ数年、日本においては毎年3万人以上の方々が自殺しています。」と語るや、ある男性が、「3万人ではありません。10万人です」と叫ばれたそうです。その方は警察に現職で勤めて居られる方で、彼はこのような現実があることを語られたそうです。「マスコミ等で語られている自殺者3万人という数字は確かにその通りです。けれども実際はその通りではありません。10万人です。どうしてかと言うと、その日の内に亡くなれば自殺者となりますが、翌日以降に亡くなると病死扱いにされます。実際は10万人です。」と。10万人という数は果たしてどれ位でしょうか。8月15日は終戦記念日ですが、原爆投下の結果、広島では122,338人、長崎では73,884人の尊い命が奪われました。すなわち毎年一個の原子爆弾が日本に投下されている現実があります。私たちは思い煩いという重荷を抱えていますが、すべての重荷を、すべて、自分自身のみが負うということではなく、とこしえに変わることのないお方、主なる神にゆだねることができるということを知るべきでしょう。

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