【テサロニケの信徒への手紙5章16~18節】
いつも喜んでいなさい。たえず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。
この言葉が好きな人は多いです。でもそれを実行できるかというと、こんなに難しく、厳しい教えはほかにはないでしょう。しかし、聖書は私たちが、今よりもくよくよぜず、精神性を向上させなさいと言っているのではありません。この言葉は、キリスト・イエスにおいて、神が私たちに望んでおられることなのです。別の言い方をすれば、「いつも喜んでいなさい」というのは、神さまがそうお望みだからということです。ほかに理由はありません。どんな状況になったとしても、わたしはあなたに永遠の喜びを与える、という神さまの約束の言葉でもあるということです。
確かにコロナ禍の中で自由がない。病気によって体が動かない。これから先の生活に不安があるかもしれません。しかし、その中で主が共におられるということを忘れてはなりません。神の愛は、誰にも、そしていつも変わらないのです。そして、この御言葉に続いて21節で「すべてを吟味して、良いものを大事にしなさい」と言っています。自分にとって大事にすべき良いものとは何かを考えたいと思います。