【ルカによる福音書2章10節】
天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる」
私はしばしば歯科医に通いますが、痛さへの恐怖があり部分麻酔をしてもらいます。子どもの頃にペンチのようなもので歯を抜かれた恐怖のトラウマが未だにあります。「恐れるな」という言葉が聖書全体を通して39回、「恐れてはならない」が33回使われていると書いてありました。興味がある方は調べてみてください。私たちは強そうに見えても、本当は恐れやすい存在なのです。そのことを神はよくご存知なのです。恐れには二種類あって、一つ目は神への恐れです。それは神ご自身がここにおられるというところから生まれる恐れです。神の力と栄光に対する畏敬の念を現わすものです。二つ目は、聖書が「おくびょうの霊」(Ⅱテモテ1:7)と言っているものです。神は、私たちが臆病さに負けないための励ましの言葉を聖書のいたる所に置いてくださったのです。クリスマスは、神の大きな恐れの前に立ちすくむことです。その恐れの前に、私たちの小さな不安は皆吹き飛ぶのです。聖書の示す神は、悲しみの神ではなく、怒りの神でもありません。愛の神であり喜びの神です。私たちに喜びを与えてくださる神なのです。
私たちの人生は主イエスと共に生きることの出来る人生になったのです。