【ヨハネによる福音書20章28節】トマスは答えて、「わたしの主、わたしの神よ」と言った。
復活祭を迎え、新年度もスタートしました。主の弟子の中で、トマスは慎重だけれども自分に正直な人で、主イエスの受難の出来事の中で深く悩んだのです。しかし、トマスを心配していた主イエスに「信じない者ではなく、信じる者になりなさい」という言葉をかけられ、トマスが思わず発した、「私の主であるイエス・キリストは神である」という言葉は、代々の教会の信仰告白となったのです。同じく弟子のペトロが主イエスに答えた「あなたはメシア、生ける神の子です」(マタイ16:16)という言葉もまた、主イエスに対する信仰告白です。新年度の大磯教会の教会目標は、「信仰告白」を学び、私たちは何を信じているのか。教会は何を語り、何を礼拝し、何を伝えようとしているのかを、もう一度振る返り学び直す年にしたいと思います。世の中はいろいろなことが起こり、宗教のことも問題になっています。「イエス・キリストは神である」ということを教会は歴史上どのように信仰の告白をし、教会を立ててきたのか、様々な時代条件、人種の違い、風土の違いの中で、どのように信仰告白が進化しているか。変わらないものは何か。難しくても各信条・信仰告白の学びに挑戦してみましょう。私たちの信仰がより鮮明になってくることを願っています。